トランプ関税(そして貿易戦争)で、ダイソーはどうなるのか?
アメリカ政府が望むような中国包囲網に、日本も参加しなければならないとすれば、中国から輸入する100円ショップの供給が絶えるでしょう。ダイソーは消滅する。しかし、次第に、脱中国のサプライ・チェーンがアジア各地に展開されるのでしょうか?
逆に、トランプ関税に反対する集団的報復関税に、中国、EUとともに、日本が参加するとしたら、アメリカに輸出できなくなった中国製品がさらに日本市場に流入するのでしょうか? 家電だけでなく、スマホや電気自動車など、さまざまな分野で価格革命が起きるかもしれない。
そのとき、自動車、鉄鋼など、アメリカとの貿易戦争はどうなるのか? 貿易を規制するのか、あるいは、日本の産業も脱アメリカのグローバル・サプライ・チェーンでそれぞれ基幹的な役割を果たすのだろうか? 未来に向けた転換期に、個々の企業や職場、中小の村落は挑戦を受け止める必要があります。
たとえ米中が一定の合意に達したとしても、覇権争いが続く限り、日本の技術や雇用、金融システムや安全保障の基盤を問い直す危機を、繰り返し、経験するに違いありません。それに応える深い知性と産業の体力を、同じ危機に直面する台湾や韓国との協力も含めて、蓄積しておかなければならない、と思います。
NTTドコモから、ソフトバンクのモバレコAirと携帯電話へ、先日、乗り換えました。
新しい住居にインターネット接続はないため、迷いましたが、ソフトバンクのモバイル通信ネットワークを契約したのです。ただし、その比較が適切に行えた、という確信はありません。
ソフトバンクや楽天は、旧通信事業体に挑戦した新興企業であったと思います。野心的で、攻撃的な、市場を再編する意志を感じます。仙台市一番町のソフトバンクショップも、少ないスタッフですが、店長はヘッドセットを付け、新人スタッフなどの対顧客の会話を聴いて、指示を出します。ドコモや楽天のプランと比較し、時間とともに料金設定の違いを描いてくれました。
私のように低料金の、しかもキャッシュバックまで付いて、利益がどうなっているのかわからない契約者にも、多くのチェック項目を説明して、理解したことを確認します。机には収音機があり、対顧客の会話を録音し、企業内でも監視・評価していることがわかります。成約後にアンケートの回答を送信させ、さらに電話で調査するようです。
どのような地域の、小さなショップでも、彼らは企業のガバナンスとつながり、一定の水準を満たすべく高度なサービスを提供しなければならない、それが厳しく評価されている、と知っているのでしょう。2時間、3時間に及ぶ長い説明も、トラブルに応じた法律や契約書の細部に関わっていると思います。しかも、改善点を常に洗い出そうとします。
私にとって、それは診察室で医師の説明を聞くような感覚でした。脳神経を細かく調べ、再設定されるような感覚です。「2年後にどうなっているかなんてわからないですし」と言うのが恐ろしい話です。さまざまな割引キャンペーンも、契約に組み込んだうえで、翌日以降なら解除します、と親切に応えました。
安宅和人の『シン・ニホン』を読みました。率直な語り口で、躍動感に富む記述に感銘を受けました。コンパクトシティや、高齢者に対する医療・福祉の菊の花型解決策、限界集落への公的負担ではなく、風の谷型の振興は、AI×データの技術革新と組み合わせて社会や国家を変える力を発揮する具体的イメージを与えてくれます。
全く同感です。しかし、権力と富をめぐる暗黒面をどう解決するのか、言及はありません。
AI革命で政治を動かそうとする新党が結成された、というニュースを聴きました。さまざまなアイデアが、分野を超えて、日本の企業や社会構造を変えるグローバルな力学を取り込み、下町の工場や都会のギグワーカー、山間の小さな集落まで、活力で満たす時代が来てほしいです。