近くの中華料理店が閉店しました。麺の小さな店も、練り物を揚げる店も。
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AIの誕生と普及が、生産性を爆発的に増大させるかもしれない、という本や記事を読みます。
技術革新がなく、土地や身分に縛られて、家族や信仰が生活を満たす条件を決めた時代が終わり、諸都市が革新を争い、移動・輸送や市場取引、個人の自由、科学や文化、新しいアイデアを取り込むことによって急速に豊かになれる、そういう市民の時代になりました。
しかし、今、主要な国民国家が競争と均衡を保ち、技術革新と、市場による普及、集中・統合化で、秩序と平和を維持できた時代は終わったのかもしれません。
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価格、需要、供給、調整。国際金本位制を破棄する経済恐慌と世界戦争を経て、国民国家を介した制度で総需要管理を始めました。
生産・雇用、投資、消費。自然の制約、大衆的貧困、南北格差、気候変動を経て、人びとの生活を充足し、満足、幸せを実現する条件を、もっと視野を拡大し、あるいは、コミュニティーに取り戻す、さまざまな試みが始まっています。
文明の水準が高まり、人間の全体像を理解するにつれて、政治、哲学、経済は、GDPや消費を目的とするのではなく、生活の質や、生涯にわたって、全地球、将来世代の生活をも充足することをめざします。政治経済学は、どこで、どのようにしたら、コミュニティーの中で生きる自分の足元から築き上げられるでしょうか。
高齢化する社会では、健康、安心、生きがいが、市場競争や成長より重要です。
隣人、コミュニティー、安楽死、医療・介護、財政赤字、人口減少、社会福祉、外国人労働者、信頼、連帯、・・・それらを一体として理解する政治経済学。
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新しく開店すると、お客が並びます。しかし、それが続くのか、心配です。インターネットで注文できる時代に、SNSで客を集めても、ますます不定期・不安定な低賃金の条件を強いられる人たちは、外食費用を削る。病気や介護の支出を心配をする高齢者たちも同様です。
ネットのビジネスに関わる富裕層の買い物、グローバルな資産管理ビジネス、超富裕層が集まる高級住宅地や世界観光、国境を超える麻薬組織、クレジット詐欺、権威主義国家の情報操作・選挙介入。・・・そういう記事を読みます。政治家も、経済学者も、答えを求められています。