大根をもらったのは、教会の行うホームレスのための炊き出しを手伝いに行ったときです。この寒い季節に、路上生活をする人がいるのか・・・と思いました。
私はおにぎりを作っただけですが、スタッフの車に乗せてもらいました。
五橋公園でお昼の時間に、教会の信者たちを中心とした団体が炊き出しを行いました。参加する若者は外国人が多い。ペルー、ロシア、ベラルーシ、エジプト・・・各地の信者を支援して国際交流につなげる組織があるそうです。
指導的な信者のお話では、教会に来る日本の若者が減っており、それを深刻に受け止めているそうです。活動を担う幹部は高齢者が多いのです。
欧米では失業、貧困、家賃の高騰などで、子どもを含む家族がホームレスになります。しかし、日本のホームレスは高齢の男性が多かったようです。日本は景気変動に対する企業の雇用調整、アメリカ型の大量解雇がなかったからでしょうか。
しかし、バブル景気とその崩壊後の不況。リーマン・ショックと労働市場の非正規化。デフレ、雇用の海外流出。さまざまなIT化と若者の離職、非正規化の拡大、震災、都市の再開発と家賃高騰。
正規の中途採用の機会は少なく、高齢者の就業はとてもむつかしい。心身の病気にもなるでしょう。ホームレスは、アルミ缶など、都市のゴミを集めて換金し、コンビニなどの期限切れ食品をもらい、フードバンクや支援団体、そして、地方によっては行政の助けで生き延びます。
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わたしは、今や、ベルリナー(ベルリン市民)だ。市民であることは重要です。
われわれは、皆、ケインジアンだ。雇用や所得を保障できる政府は必要です。
ベネズエラのカラカスでインタビューを受けたある女性は、「働けば、家族の食べ物を用意する心配をしなくてもよい国にしてほしい」と答えました。彼女にとって、マドゥーロでも、トランプでも、権力者が誰かは重要ではないのです。
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テロと選挙介入、特殊部隊。核武装した軍事大国がめざす権力のピラミッド構造。経済成長と雇用を提供できない国家のインフレーションと民衆暴動。
軍事独裁や強権指導者に頼る破綻国家が世界モデルになるのでしょうか?
情報と暴力を握る独裁を促す高度なインフラが張り巡らされた世界が現れつつあるとき、極めて少数の集団が巨大な権力を握る時代を迎えました。マドゥーロであれ、トランプであれ。
トランプと仲間たちの分割した世界で、富とは略奪であり、すべての市民が階層化され、二級市民、三級市民となるでしょう。われわれは、皆、すでに難民であり、未来のホームレスです。
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王朝支配をめざすトランプ政権と、同類の大国が、国際システムを再編することに取り組んだ論説を読みました。
Stacie E. Goddard and Abraham Newman, “Further Back to the Future: Neo-Royalism, the Trump Administration, and the Emerging International System,” 20 November 2025