• 03/15/2026

静かな森と都市の明かり・・・グローバルな政治経済秩序を考える

新しい平和と繁栄の条件。国境を超えて、市民にふさわしい秩序を築く。  グローバルな政治と経済のダイナミズム、国際政治経済学を学ぶ人のために。

日本政治が高市ブームに舞い上がったとすれば、世界政治は全く異なる焦点と力学で新しい社会の形成に向かう、誕生の苦しみに打ちのめされ、呻吟しています。 

この得票と議席が「自民党の大勝」であるはずがない、と思います。高市内閣がこれまでの自民党を刷新したものであるとは思えないからです。 

これはむしろ情報空間のモンスター(怪物)、政党の間で投票行動が一気に流動化する、新しい政治です。そこでは、政党政治の言説を介さない、不安定なアテンション・エコノミー型の動画配信・「推し活」選挙が支配する。 

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世界政治はその背景を共有し、左右の大政党が消滅して、奇抜な指導者たちが争う政治の軋轢、変化する経済構造に対する民主的秩序の溶解を示しています。 ⇒ 今週のReview 2/9/2026

  • トランプの秩序破壊、狂気の皇帝・・・「カリグラはまた、自身の頭部の胸像を神々の像に接ぎ木し、人々に自身を神々として崇拝するよう要求した。剣闘士の見世物小屋では、観客の一部を闘技場に投げ込み、ライオンに襲わせた。彼は元老院議員たちに自分の足にキスをさせたり、戦車の前を何マイルも走らせたりして、彼らを辱めた。彼は自分の馬を執政官に仕立てようとした。 」・・・「トランプ氏はアメリカのカリグラなのだ。」 
  • 債券市場の変動と為替レート、政治 
  • AIと労働者・・・「もう一つの選択肢があります。それは、AIの活用範囲を極端に制限するか、私たちのほとんどが何もせずにただ座って給料をもらうか、どちらかを選ぶ必要がある場合、UBIもAIもない世界を選ぶべきだということです。」・・・「私やあなたの仕事を技術革新から守ること――それは国家が心配すべきことではありません。私が何らかの仕事に就けるという考えを守ること――それはまさに国家の仕事です。」  
  • 暗号通貨の将来 
  • 高市政権のインフレ対策、日銀退治 
  • 発展途上国の製造業育成、成長モデル 
  • スペインの移民政策 
  • 富裕層と国際企業への課税 
  • 金融業界は詐欺だ。・・・「金融業界は詐欺だ。」・・・ゴールドマンの自己資金による事業運営への融資は、資産の2%にも満たなかった。残りは、債務の借り換え、バランスシートの再構築、そして合併・買収(M&A)に充てられている。」・・・金融化された経済において、企業は単なる現金源、つまり投資家の利益を最大化するために操作され、運営される資産と化す。労働者は木材のように単なるコストと化し、顧客は獲得すべき収益源と化す。」 
  • こんなインターネット、エンシット化、搾取・・・「インターネットに何か問題が生じ、社会が望まない方向へ向かっているのではないかという不安が、私たちの間で高まっています。しかし、巨大プラットフォームはますます広告やスポンサー付き検索結果で溢れかえり、私たちを夢中にさせ、怒らせるコンテンツを増やし、私たちを孤立させ、分断させ、政治を混乱させ、少数の億万長者をますます裕福にしています。そしてその間ずっと、倉庫や配達用バイクで低賃金労働者の大群が彼らを支えています。」・・・「エンシット(クソ、ゴミ)化と搾取。この2つの考え方をここで一緒に取り上げ、どのような解決策を提示できるのかを考えたい。」 
  • かつて西側を支配していた彼らは、今や滅びつつある。 

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そして日本には、絶対多数の自民党が現れた。 

高市首相が短命に終われば、そのときは自民党が消滅する番です。逆に、高市首相が長期化すれば、大統領型の直接選挙、行政権の独裁化に向かうのではないか。 

今、絶対多数を持つ日本政府と絶対的権力を固めた中国(そしてアメリカ)との関係はどうなるか? 積極財政と軍備強化を進めるとき、債券市場と為替レートはどうなるか? 

なによりも、高市首相に変革の意志をみた若者たち、日本社会に不満と不安を抱く人々のために、政権は何を実現するのか? 

世界政治の嵐は答えを暗示しています。労働者に安定した職場を提示できる社会を求めて、富裕層や国際企業の反社会的な富の蓄積に明確に課税し、インターネットやAIが民主的な社会・経済の目標に従うよう要求し、グローバルな金融業の詐欺的仕組みを切り捨て、移民労働者がこの国で働くことを歓迎する、社会としての結束と政治力を養うことです。 

もはや旧政党が答えを示すことはありません。未来の革新に向かう正しいモデル、正しい政策を提起し、社会変革を目指すチームとして能力を競い合う、若者たちの高速・高圧政治(レンチン世界の権力闘争)がはじまった。 

今週のReview 2/9/2026

By onozn

大学で30年教えたあと、2025年春に定年退職しました。社会とのかかわりを模索中です。できることなら多くの街で仕事を経験したい。 「IPEの果樹園」を継続し、世界の政治経済に生じる変化を追いながら、本当に好ましい生活と社会の在り方を探そうと思います。

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